自分に向いた職種とは

病院やクリニックでの仕事といえば、医者や看護師が中心と思われがちですが、そうではありません。医療費を計算する医療事務、薬の専門家である薬剤師、患者の入退院前後の生活相談をするソーシャルワーカーなど、実にさまざまな職種が医療の仕事を支えていて、役割を交換することはできません。その中で適職を見つけるには、まずは自分のやりたいこと、得意なことと、職種のマッチングをはかることが大切です。

この業界を目指す人は、思いやりや優しさを持ち、人のために尽くそうという気持ちが強い人が多いです。その中でも、手先が器用だったり、観察眼があり、人との対話が好きな方は、医者や看護師に向いていると言えます。また、コミュニケーションは好きだけど、細かい作業はちょっと・・・という方は、患者さんやその家族の生活相談をするソーシャルワーカーも良いでしょう。計算や事務作業が得意なら医療事務、専門知識をたくさん知りたいなら薬剤師や管理栄養士もおすすめです。筋肉の動きやケガに興味がある方は理学療法士、精神疾患に触手が動く方は作業療法士もいいかもしれません。

どれも、人の命や健康に関わる社会的責任の強い仕事であり、誇りを持って就業している方が多く、やりがいのある職場ばかりです。また、常勤の他に非常勤で日勤のみや夜勤のみで就業したり、併設の保育園などを持っているところも多く、結婚後の女性にも人気の職種が多いです。職場に女性が多いことも、働きやすい理由となっていることもあります。

このように、医療業界は様々な人が適職を探すのに適した業界でもあると言えるでしょう。